新しくお家を買おうかな? 模様替えをしようかな? と思っているとき。
「風水」って気になったことはありませんか?
風水と言ってもいろんなことを耳にします。
例えば、西側に金色を置くのが良いと聞いた。
観葉植物が良いらしいと聞いた。
玄関にドライフラワーはダメだと聞いた。
等々……あげればキリがないほどありませんか?
気になるからとことんやりたい! と思っても、間取りやお家の向きはもう変更もできないし……。
それでも、少しでも運気をアップさせたい! と思うのもわかります。
実際のところ、どこまでやったらいいのか分からなくなってしまいますよね。
本日は、間取りなどに良い方角や、現状の間取りなどから上手に風水を取り入れる方法などについてご紹介いたします。
間取り決めには風水を意識したほうがいいの?
風水の考え方と上手な取り入れ方とは?
家の間取りに関連し、よく話題になる「風水」。
「風水ってそんなに意識したほうがいいの?」「気にしないとなにか悪いことがある?」と気になってしまう方も多いかもしれません。
実際のところ、風水は流派によって考え方が違う部分もあるため、どんな流派にも共通する「正解」があるわけではないようです。
また、風水にこだわりすぎて、「住みやすさ」から遠のいても意味がないですよね。。。
ただし、風水は「占い」とは違い、昔の人々の知恵が組み込まれた家づくりの指南でもあります。
間取りが決まらなくて困っているという方は、参考にしてみると間取りが決まりやすくなるかもしれません。
①間取りを決めるときに風水を参考にすべき?
風水はさまざまな流派があります。流派によって考え方が違うこともあり、決して答えがひとつとは限りません。
また風数の起源は中国といわれており、昔の言い伝えなども含まれています。
現代の日本の家屋には当てはまらないものもあります。
そういったことから、間取り決めに風水をまったく気にしない方もたくさんいるでしょう。
ですが、気になる方はある程度参考にすることが良いとも言えます。
例えば、あまりよくない方角とされる鬼門(北東)方位は、水回りの施設を置かないほうがいいと言われています。
それは「日光が当たる時間が少なく、湿気でじめじめしやすいところであるため」という理論的な理由も含まれています。
このように「理屈としても理解できる考え方」を参考にして風水をいくつか取り入れていくと、よい家づくりにつながる可能性があります。
②簡単に取り入れれる風水で良いとされていること
◆玄関は東か南東がおすすめ
玄関の位置を迷っている場合は、東か南東がおすすめです。
風水では北東側が鬼門、南西側が裏鬼門となり避けたほうがよいとされているため、それらの方角を避けた位置になります。
実際、午前中に日光がほどよく入り、西日が当たらない位置であるため、風水を意識しない場合でも東や南東に玄関を置く家は多いようです。
土地によってはこの玄関の配置が難しい場合もあるでしょう。
無理に配置して不便な思いをするようになってしまっては本末転倒ですので、あくまでも「利用しやすさ」を重視するようにしてください。
もし、それでも風水が気になるようであれば「風通しや明るい光が入るようなつくり」を意識し、間取り以外のことで風水を取り入れるのがおすすめです。
【玄関を東か南東に配置できない場合の対策】
・明るいライトをつける
・天井を高くして窓をつくる
・空気の入れ替えができる窓をつくる
こうした工夫をすることで、風水的に見ても問題のない玄関になるようです。
明るい玄関や風通しのよい玄関は、風水的な視点を除いたとしても、過ごしやすい玄関であることに間違いはありませんね。
◆家の中心は家族が集まりやすいリビングがおすすめ
多くの風水では「家の中心にリビングを置くとよい」としています。
これは、風水としては「中心が建物の『芯』である」こともあるようです。
中央であればどの場所からも近く、家族みんなが集まりやすいということも理由に挙げられます。
そのようなリビングであれば、家族のコミュニケーションもスムーズになると考えられるからです。
最近のお家は、広めのLDKを設置するケースが多いので必然的に中心がリビングになるケースが多いです。
【リビングを家の中央に配置できない場合の対策】
・日当たりを良くするために、窓を大きくする
・明るめで落ち着いた色のカーテンやカーペットを選ぶ
・暖房器具が部屋の中心にならないようにする
・ソファーをリビングの出入り口から離す
③調べてみるといろいろな風水的に「よくない」が多くてどうすれば?
風水を気にすると、以下のようなことも起こり得ます。
風水を気にしだし調べると、本や記事によってよくない方向が異なったり、な
んだかよくない場所だらけで結局どうすればよいかわからなくなったりします。
このような場合には、どうすればいいのでしょうか?
繰り返しになりますが、風水には流派があり答えはひとつではありません。
また、玄関やリビングのように「間取り以外でできる風水」もたくさんあります。
ですから、対策としては次のようなことが可能です。
「風水の知識の全部を実行する必要がないと割り切る」
「どこかひとつの風水の流派に絞る」
「間取りは便利さやコストを重視し、インテリアや工夫で風水を採用する」
「観葉植物を置く」
最後の「観葉植物を置く」は、多くの流派で良いこととされています。
④風水は参考程度に! 生活のしやすさを優先して取り入れましょう
最後に、風水的によいとされる間取りや対策について説明しましたが、風水はあくまでも「運を呼び込む方法のひとつ」であり、絶対ではありません。
また「風水は統計学である」という考え方もあるようです。
結果的によかった間取りの統計結果のようなものだと言える、ということです。
あまり気にしすぎて、希望の物件が買えなかったり、使い勝手の悪い間取りになったりすれば元も子もないですよね。
ある程度は取り入れて、より生活しやすい家を手に入れるのが良いのではないでしょうか。